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北側を西へ [読むものと見るもの]

天橋立、伊根の舟屋、城之崎温泉の組み合わせで旅行がしたいという
母の希望をかなえるべく、旅程を組んだ今回の旅行。

丹鉄部分がなんだかわからなくてなぞだーと思いつつ、
ネットで調べた電車を乗り継ぎ行きました。

今回は親戚もつれての旅行なので、新横浜を出発地点に選びました。

主な移動方法は電車です。

新横浜から新幹線で京都まで
京都からJRを使い、天橋立まで特急列車はしだてで直通。(途中で丹鉄になりますが、
通しで切符を買い乗れます)
天橋立からは丹後鉄道の普通列車で豊岡まで。
豊岡乗換えで城崎温泉駅まで進みます。

帰りは天橋立からまっすぐ京都まで特急城崎で帰ってこられます。


天橋立観光では、母のリクエストは「天橋立を上から見たい」「伊根の舟屋を海から見たい」
でした。

老齢の人を連れて。なので、天橋立ではタクシー利用です。
タクシー会社の人と相談して時間内で最低上記をかなえることとして
スケジュールを組みました。当日あまり時間がない(夕方になってしまうと暗くなるのと
お寺や神社は閉まってしまう)ので、それほど盛りだくさんではありません。
若い方はバスなどで行くことができ、滞在をもう一日とれば、他にも沢山
行くところがありそうです。そしてなにより、さすが海の京都でおいしい
海の幸が沢山あります。少し滞在してもいいかもしれませんね。

われわれはあまり日程が長く取れないので、1泊ずつとなってしまいました。
行った感じでは、見所は城崎と天橋立では天橋立のほうが多いような気がします。まあ、私が
温泉にあまり興味が無いというところもあるかもしれませんが・・・。
地形の面白さ、景色といったことで軍配があがるかと。
城崎温泉では外湯にはいったりするのが楽しみなのでしょう。
温泉街自体はあまり面白くありませんでした。情緒があるか、といわれれば
そうでもなく。食べ物やさんが少し並んでいるという感じですが、ならでは
というわけでもなく。これは日本全国こういった場所では同じなのかもしれませんね。
どこでもあるような観光客向けのお店やみやげ物やがあるという感じ。
売っているものも、どこのものだろうか、といったものが多い印象でした。


天橋立にはお昼前に到着。あいにくの雨だったので、あまり歩けませんでしたが、
歩いて天橋立を途中の海水浴場まで歩き、また戻り。
駅側の近くにある知恩寺へ。文殊堂で有名なので文殊の知恵ということで知恵の
餅が名物のようです。まずはおまいりをして天橋立にご挨拶。

そこからはタクシーで伊根の舟屋へ。制限時間?は三時間半。
伊根の舟屋まで行き、舟屋があるところをぐるっとまわり、そこから
山の上から伊根の舟屋を一望できる展望台まで。
結構な数の舟屋があることが見渡せます。湾内をすべて見ることができるので
どうなっているのか、湾内に波や風が来るのを防いでいる青島がまんなかに
ぽんとあるのもよくわかります。

また下まで行き、舟屋の奥にある本宅と海側の舟屋の間の道を往復。
そして、船着場で舟に乗りました。船にはタクシーから予約電話をいれて
もらっていました。日によっては満員で乗れない(私たちも予約がなければ
スムーズには乗れなかった)こともあるみたいなので、予約したほうがいいかも
知れません。舟の種類はいろいろあるようです。私たちはタクシー会社の
提案にのって、舟屋近くまでいけるほうの小さめの船にのりました。

船頭さんの説明付きで湾内の案内をうけます。まあ、テレビのどこにでただの
映画の舞台になっただのといった話が毎回ついてくるのはしかたがないでしょう。
そのほかの湾内の説明は面白かったです。
また、海で舟に揺られながらの遊覧も楽しく、雰囲気があります。
湾内はとても波が穏やかで、ゆったりとした気持ちで小さい船でも乗っていることが
できます。小さい船のほうが、細かく湾内を見ることができるような気がします。

その後、笠松公園(天橋立の駅とは反対のほうの展望台)へケーブルカーで
のぼり、上から天橋立を眺めました。うーむ面白い。
名物??のまだ覗きもここからできます。すると何があるのか・・・と思いますが、
確かにさかさまに見ると、なんだか感じが変わって面白い??

ここから、バスが出ており、もっと山の上の展望台やお寺に行くことができますが、
われわれは下へ戻り、外側の道からお寺を目指します。
お寺、成相寺。かなり急な坂を上るお寺です。五重塔がは平成になって作られたもの
らしいいですが、周りは木々に囲まれており、周りも山なので、なかなか綺麗です。
天気がよければもっと上の展望台へ行くと、いい眺めなのではないかと思います。
秋の紅葉が始まった季節に行けば素敵だろうなあ。

そこから下って、丹後一ノ宮元伊勢といわれる龍神社があります。夕方なので
もういけませんでしたが。
丹後は縮緬が有名。そういった楽しみもあるかもしれません。
あまり盛りだくさんにしてしまうと疲れるので、一日目の観光はここまで。

ホテルは天橋立が見える宿。本当は橋立内の旅館にしたかったのですが、
人数が多くて部屋数確保できず。残念。
運河に面した部屋をとって、運河を眺めつつすごすことにしました。
翌朝、
寝床で目が覚めても目をつぶっていると、鳥の声が聞こえてくるので、
それに誘われて縁側に出ました。
縁側に出て、海の音を聞きつつお茶。とても静かで、運河を
通る船も早朝には無く。飛来する鳥が何種類か。運河の向こう側に
大きな鷺が舞い降りて、じっとこちらを見て、しばらくたつと
松の林の中へゆっくりと歩いていきました。
林の向こう側から時折大きく波が寄せる音が聞こえてきて、なかなかいい気分
でお茶を飲むことができました。

翌日。これは私のリクエストなのですが香住にある大乗寺へ。
電車で香住に行くこともできるのですが・・・。
まあ大変だろう(時間がかかるのと荷物を持っているので)ということで
豊岡から城崎温泉まで進み、そこから香住まではタクシーで進むことにしました。
制限時間?は二時間。というのも、旅行計画時には城之崎温泉の町でも歩いたほうが
せっかく行ったのでよいであろうということで街歩き時間を作ったのです。
まあ、これは行ってみて「いらなかったな」と思います。
ここで3時間ぐらいタクシー観光にしておけばよかったなーと思いました。
行く前は、せっかく温泉街に行ったので、町で過ごす時間がいるかな。と思って。
翌日も温泉街タイムを作っていたのですが、結局切り上げて帰宅することになったので、
我が家的には温泉街、ちらっと見て「もういい」となりました。
温泉に入りまくったりするならば、楽しめるのだろうなあ。

応挙寺といわれる大乗寺。
応挙の絵がデジタル複製画になってしまう前に行きたかったのに・・・
と思いつつ行ってみると「あれ、ここきたことあるな・・・。」なんででしょう。
学生時代に来たことがある。うん。あると思う。そのとき名画を見ている・・・のに
猫に小判。何も考えずに「へー」なんて見て終わりだったのでしょう。
現在は名画はデジタル複製画に置き換わっており、応挙を見たい!というひとには
向きません。が、お寺を絵で演出したという状態を確認することができ
面白いです。お寺全体を絵で飾った、というのが最大の特徴なのでしょう。
建物と一門の絵の関係を確認しつつ、建物込みで絵を鑑賞する。というのが見学の目的。
見学はお寺の係の人についてみるというスタイル。これも以前と同じだだと思います。
急な階段もあるので、二階をみるのは足に不安の無い方向け。
今、応挙展やってるしね・・・と思いつつ



天気も悪かったので日本海をばーっと見るような道路も通らず
ということもあったり、いろいろ条件が重なって城之崎温泉はあんまり・・・という
ことになりました。文学散歩みたいなものもしなかったですし・・・。なにより
温泉街、車が猛スピードでばんばん通るんです。歩きにくい!!
鳥取へ通っていけるような道路なので、遠くへ行く車もあるんでしょう。
そして観光バスや観光宿へ行く車などなどとにかく、ひっきりなしに車が
通るので散歩する気になりません。(できない)
一人ならいいかもしれませんが、複数人で話しながら散歩には向かないのです。
そして結構人もいるのです。その上で車がとにかく沢山通るので。つまらなーいと
なってしまいます。

工芸品は藁細工が名物?のようで、なかなか面白かったです。
センスのいい小物もちらっとあり(お店によって派手すぎる色だったり、
センスがよかったりいろいろです)、そういったお店は楽しい。けれど、
あんまりそういったものが多くなく、特に雰囲気があるわけでもなく・・・。

やっぱり温泉入りまくりというのが王道の楽しみ方なのかな。

藁細工を見たり、買ったりしてショッピングして、わき道に入ったりして
散歩をして帰りました。

翌日。城之崎温泉街タイムを作っていたのですが・・・「もういい」との
メンバーの意見を取り入れ、列車変更。繰上げで京都へ戻ることにしました。
午前中には京都へ戻り。

京都見物するかと思いきや、メンバーから「もう帰りたい」との意見。
我が家のツアーは「一番弱い人に合わせる」がモットー。
弱音ははくもの、不都合は言うものなのです。意見を取り入れ、新幹線も
繰上げ。後半はさっさと帰っちゃうという旅でした。
観光、もうちょっと力を入れたら印象はちがったかな。と思わないでもないですが、
とにかく、ゆったりプラン、そして「帰りたい!」といわらればすぐ帰る!という
旅行。所要時間など、多少の参考になれば・・・。



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