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優しいほとけ怖いほとけ [読むものと見るもの]

根津美術館ではじまった「優しいほとけ・怖いほとけ」展を見に行った。
端正できちっちりとした繊細さを持つ小さな菩薩立像、ふっくらとした
上品な増長天毘沙門天像。そして華麗さもあわせもつ愛染明王像と、
仏像は少ない数ながらもちょどよい数で、一目見て「美しい像がある!」と
思う魅力満点のものが着ていました。行って良かった。
根津美術館の説明(像や絵のわきについている説明)はいつも簡潔でわかりやすい。
何も知らない私でも基本的な要点をぱっとつかむことができる。
ここから、後は自分で調べようと思えるのでいつも助かっている。

慈悲の表情や微笑、威厳をたたえた表情や、明王のように憤怒の表情を
浮かべている像を見比べてみようというこの展覧会。絵画も素敵なものが多かったです。
仏像に親しんでいなくても、内容をわからなくても、見て美しい。というところが
優れた仏画なのでしょう。

テーマ展示意外で二階の鍋島の小品も、すごーくかわいく可憐な小品ばかり。
仏様の威光の後は、綺麗で小さな作品群でほっと一息。
大好きな染付けの世界。かわいいなあ。素敵だなあ。

そして茶展示はもちろん「納涼の茶」。今回一番気に入ったのは和歌短冊。
あ、あと織部の向付がすごーく良かったです。あれ、好きだなあ。
ま、ここの展示はいつもどれもいいなあって思うのですが。
こうして良さがわからない人が「あ、いいなあこれ。」と思うということは
よっぽどなのだろうなあと毎回思ってます。
花入れも複雑な編みに「これ、どうやって作ってるのかなあ。」と思いつつ面白く見ました。




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