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ひどい季節 [その日の暮らし]

病院へ行くと、今年は花粉がひどいと聞く。
いつものお薬以外に、とんぷくをもらって帰る。
アレルギーでもらっている薬なので花粉にも効くのだ。
そしてもちろん私は花粉症ももっている。

行ったことがあったか、無かったか。
思い出せないぐらい昔に行ったであろう旧古河邸へ。
この日は洋服ブランド主催のパーティーだったのだ。
パーティーとしているが、まあ、販売会みたいなものだ。
受注会とちがって、受注会用の洋服ではなく通常販売の
ものばかりだけれど、先行販売ということで、4月以降の商品の
予約購入できるのだ。

花粉が急に多く飛び始めた日。まあ桜がぼちぼちと咲き始めた
という話が聞こえてくる日。
天気はよく、古河邸は機嫌よく立っていた。内部に入れるので
喜んで行った。ジョサイア・コンドル晩年の作らしい。
パーティー前に試着タイムがあるので、その時間を使って邸内を
散策。立派な邸宅だが、お昼が出ないので非常にひもじい。
あらかじめお昼は出ないと聞いていたので、朝ごはんを沢山
たべたのだけれど、お昼近くになれば、おなかはぺこぺこ。
途中で「こっそり食べられるお菓子を買っていくべきか・・・。」
と思ったけれどそうしなかったのを後悔。
パーティーに出る前に食事をするのは基本だけれど、時間帯が
そうできないような時間帯だったんですよね。朝食後でお昼の
はるか前に集合して、午後まで続くという・・・。

人が沢山いたのであまり自由に見て回れなかったけれど
(なにせ本来の目的が洋服を見たり試着すること)、それなりに
天井の細工を見たり、シャンデリアを見たり。

試着会の後は、おまけのコンサートや有名シェフのトークなどが
あり、有名シェフの人気のフィンガーフードが一つだけ出ましたが、
「なぜこれ?」というパンコントマテでした。イタリアンのブルスケッタみたいなの。
それのトマト版。といってもトマトが上に乗っている・・・のだけれど汁
だけみたいな状態になっていて、ちょっと生臭いというか。
味は悪くないのだけれど、香りが生臭さをかすかに感じて嫌でした。
有名シェフのお店なら、別の前菜かなにかをちょこっとだせばいいのに。
と思わなくも無い。試食という体裁なので、それにふさわしい何かを
少しずつ食べるとか。パーティーフード作りなれているだろうに。

以前、別の機会で、小笠原伯爵邸のパーティーに二度ほど出席
したけれど、そのときは普通においしいパーティーフードが出てきていた
ので、そういうのから簡単なのを一品だせばいいのにな。と思いました。
大きなお世話ですよね。
かかっている塩はおいしく、オリーブオイルもおいしいものでした。

その後パーティータイムで飲み物を片手に歓談・・・なのですが、
おなかを空かせて数時間たっていたので、すでにおなかは空いていない
ものの、疲れてしまって。空腹のまま少し冷える場所にいるとちょっと
疲れてくるんですよね。パーティーは体力が無いとこなせない
ものです。で、体力が無い私は早々に撤退。知り合いもいないしね。
疲れているとき、気力が奮い起こせない。

主催側には申し訳ないけれど、自由時間になったとたんに帰宅。
パーティー出席者としては落第。歓談しないので。
まあ、飲み物も協賛の日本酒かミネラルウォーターか、ジュースが一種類
だったので、ちょっと厳しかったのです。


旧古河邸は庭も日本庭園があったり薔薇庭園があったりして面白いです。
明治の洋館って、社交部分は洋館で居住部分は日本家屋ということが多いのですが、
ここもどうやら二階部分には日本家屋部分があるそうです。
ジョサイアコンドルやるな。
屋根はスレート葺き。部分に木が使われていて面白い。
外装は煉瓦が主のようだ。一部屋根に銅が見える。

薔薇にはまだ早い季節で、刈り込まれた薔薇は小さい木の状態。
毎回バラ園に来ると季節前のこの小さく刈り込まれた状態で、よくあの
花の季節の状態になるなあと驚く。寒い季節にはもう、本当に小さくなっているのに。
まだ咲いていない薔薇は苗のような状態で、前に写真と名前が書いてある
札がささっている。咲いていない薔薇の前をめぐって薔薇の名前を
読んでいく。バラの名前にはさまざまな作者の夢が託されている。

午後早い時間に庭園を出て駒込駅を目指す。この辺かな?と
思うところを曲がるも、なんだか違うような・・・。
ということで、道にいる人に聞きながら駒込駅へ。
なんだか納得がいかない・・・。




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