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ご無沙汰 [こだぬき日記]

三井寺の稽古に入った。

三井寺。しっとり系のような気がする。
三井寺といえば、滋賀県の園城寺へ、去年の今頃出かけた。
雨の季節だったので、細かい雨が降っていたけれど、緑が美しく
整ったきれいなお寺だった。さすが有名なお寺。
文化財を近くて見たり、由来を聞いたりして楽しかったなあ。


しっとり系。掛け声がとても難しいので、私は苦手だ。
元々掛け声が上手くできないので、悩んでいるところに、
元気のいい勢いで押せるものならば、なんとか聞くことができようものが、
しっとり系では掛け声の調子の間違いというか、違うところがはっきり
してしまうと思う。でも、その瞬間、瞬間に、合っている掛け声を
作れるかといえば作れないで居る。元々どんなのが合っているのか判らない
ところに、曲の途中で、どんな声をかけるか、頭の中に浮かべられるか
といえば、浮かべられない。その上、浮かべられたとしてそれに近い
調子の声を掛けられるかといえば、出来ないでいる。
今、調整中だけれど、どうも曲が始まってしまうと謡を聞いていると、
自分の調子を作れずに居る。

元々私の調子というのは、どこか半音下がっているようなところがある。
わざとではないのだけれど、そうなってしまう。それも間違いだなあと
毎回思うのだけれど、後で聞いてみるとそうなっている。そうなると、どっちかというと
陰というか、暗い感じになる。声は高くても陰というか、下というか。
低い調子になってしまうのだ。たとえるならば、短調になってしまう。

なんとかお手本があれば、それをまねするのだけれど、なかなか。
見つけるのも大変だし、掛け声を考えていると、こんどは手附が覚えられないのだ。
困ったなあ。

でも、とにかくなんとか改善しなければ。
がんばるぞー(といいつつ、この改善の試みが余計なことになりかねないので、
そこも考えつつ。)


みんな、自然に上手くやっていることが、私には出来ない。
というのは毎回の事なので驚かないけれど、ほんと、困るなあ。




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また葛城 [こだぬき日記]

また葛城を練習することになった。
太鼓序の舞はいつのまにか、久しぶりになっているかもしれない。
と思う。そうでもないのかな。
続けてしていないと久しぶりという気になるのだろう。
橋を掛けられなかったということで、懲らしめられている葛城の神様。
でも、結構親切な神様だし、私は好きだなーなどと好感をもちつつ練習。
だって、旅の人が「雪で困っているので泊めて」というのではなく、
神様のほうから「雪で困ってるでしょう、晴れるまで庵に居れば?」
と声をかけてくれてるし。

それだけでもないのだけれど、なんとなく。前半からいい人っぽい。ような印象がある。
「顔があれだから」みたいなことを言うのだけれど、もちろん舞台上でも
そんなにへんてこなことにはならないので、そういう印象も薄い。
橋がかけられないほど悩んでいるのか!みたいな気分になる。
まあ、とにかく、なんとなくさわやかというか、暗い印象は無いお話なので、
好きな話だ。演奏していても楽しい。そして太鼓序の舞で神様系だと、なんというか
大きくやってもいいんだーという気が勝手にして、そこもうれしい。
一応、山だし。

自分で意外だったのは、
私は太鼓じゃなくて、大小でも序の舞が好きだ。
なんというか、平和というか「四角い」感じがするのだ。形が正方形にまとまって
いて、バランスがとれていて、平らかというか。
そんな感じがとても明るく綺麗なような気がするのだ。
面白いのは楽とか面白いなあと思って、もちろん好きなのだけれど。
なんというか、硬いというか硬くて綺麗な感じ。
硬くて高くて綺麗な感じ。

とにかく、久しぶりにまた葛城を出来てうれしい。

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久しぶりに録画 [こだぬき日記]

テレビをつけるのを控えようと思うと、
今度は、ではいつテレビを見るのだと、タイミングを失ってしまいました。
録画したテレビをいったい何時見たら良いのか。
クリスマス前にテレビをつけなくなってしまい、それ以来ずっと見るタイミング
を失い続けています。リモコンは引き出しの中にしまいっぱなし。

それとは別に。お正月に私が習っている師匠である先生がテレビに出る。
「録画してねー」といわれているので録画予定。
これは・・・やはり次回稽古日前までには見なければ。と思う。



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めでたさよ [こだぬき日記]

現在番囃子(一つの物語全部を通しで演奏する)で練習中なのは
清経と巴。ともにあまりめでたくない物なので、お正月には何か
めでたいものを練習しよう。ということで、好きな西王母を練習。
どちがかといえば、春っぽっけれどいい。高砂あたりは通しで
演奏するのは面倒なのだ。
「君にささぐる、桃実の」で始まる中の舞部分から最後まで(キリ)は
比較的早い時期に習う。(初心者の時は中の舞を抜いて)
太鼓が入るけれど、どこかのどかで、異国風の調子があって
楽しい曲だと思う。私は習い始めの頃から好きな曲。
他に鶴亀とか・・・ちょっと面倒。

新年ぽい曲は意外と面倒(私の個人的な感じ方)なのかなあと思っている。


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生き残り [こだぬき日記]

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おそらくひな祭り近くのものでしょうね。
萌え出る季節のものだと思う。4年前ぐらいかなあ。
製はとらや。

11月になった。11月頭。
能楽堂で。

あげ幕の横を通ると、今日は幕がさがっていて、舞台は見えない。
「安達原」が聞えてくる。
何かの打ち合わせだろうか。

そういえば。三流二家だったか、安達原のリレー上演をするという話を
聞いていた。今シーズンだったのだろうか。(観世意外は黒塚か。どうするのだろう。)
海外からのお客様が日本にたくさんくる(のだという)ため、そういう
上演形式を試しているというような話を聞いたけれど、直接確認した
わけではないので、事情は違うかもしれない。でも、珍しいことだと思う。
何日も同じ演目を続けてという形式をとるためだとか。

自分の不安なところを順番が車で復習しておこうと思って、楽屋の外の
廊下に出るけれど、つい、舞台から聞えてくる安達原を聞いてしまう。
集中しなければ!と思うのだけれど、全然できない。
何か曲が聞えてきてしまうと、じぶんの方に集中できないのだ。
特にこんなに綺麗に聞えてしまうと、つい気持ちよく聞いてしまうのだ。


楽屋に行って、私は野宮の中入りから全部。
でうも、退院してから集中力がなくて、曲の中に入ってというか
曲が次ぎにどうなって次ぎに何がきてというのを考えられない。
序の舞の後はがだがた。とほほ。



虫は全部どこかへ行ってしまったのか。
と思っていたけれど、カネタタキが一匹だけ、とても近くで鳴いている。
11月が始まった。
ここから2ヶ月はきっとあっという間だ。

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