SSブログ
その日の暮らし ブログトップ
前の5件 | 次の5件

秋晴れ [その日の暮らし]

風が時折強く吹く。

昨日は午前中からエリアーメールでの避難指示がしきりに配信され、
落ち着かない日だった。
親の世代やその上は「川の近くは怖い」と川の近くに住むことを
よく怖がっていた。子供の頃、よく聞かされた。
都内でも川は多いけれど、上の世代では昔の災害を知っているものもいて、
恐ろしい記憶があったのだろうと思う。
「(川は)素敵だけれど、怖い(ので住めない)。」と、しきりに
話していたのを思い出す。


今の家には私が幼い頃越して来たのだけれど、そのときも選んだ理由を
「(ここは)心配はないから。地盤も固いから」といった話をその当時していたのを思い出す。
小学校へあがったばかりの子供の記憶にも残るぐらいなので、本当に心配
してのことだったのだろう。

テレビのニュースで長野の駅で新幹線が水没しているのを見る
信じられないような光景だ。
被害にあった地域の映像を見ると恐ろしいし、気の毒で仕方がない。
普通に暮らしていた人が被害を受けて、この先のことを考えると、
どうしたらよいのかと思う。

台風はよけることができない。大規模な天災がこうもしょっちゅうやってくる
ようになっては、どうして生活していったらよいのか、と思う。
各地で普通の生活ができない人がいるなんて。


昨日は水の心配はないものの、どの程度の暴風雨になるのか、何が起こるか
わからなかったので、持ち出しをしなければならないものの用意や、非常食の
確認、懐中電灯、外へ行かなければ行けないときのため、上に着るもの、履くものなど
確認する。断水や停電にあまり十分にはできないものの、できる準備をした。
しきりに鳴るエリアメールやレベル5に引き上げられた警報、
遠く鳴るサイレンなどを聞いて不安な一日だった。


翌日、近所でも土砂崩れが多少ありつつ、人家には影響がなかった。
秋らしい湿度の低い朝で、気温はぐんぐん上がる。台風が過ぎ去った後は
暖かい空気が入り込み気温があがるのだ。
うそのような晴れ。ベランダなどから玄関の中へおろした植木鉢などをせっせと
またもとの場所へ戻す。庭から移動させたこまごまと飛んではいけないと
しまったもの、などなど元の場所へ動かす。
ついでに、花の植え替えを行った。
台風前に、鉢植えやプランターに植えていた野菜などはすべて処分してしまった。

家は大工さんを呼ばなきゃねえ、というような箇所もあるものの、
生活には大きく影響がないので、ほっとしている。







コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

会えずの歌仙 [その日の暮らし]

京都国立博物館。佐竹本三十六歌仙絵巻。
もちろん見に行く予定を組んでいました。前々から。
時間がないので、日帰りで。

ですが、台風が近づいてきている先週あたりから「これは無理だな」と
思い始め、周初めにキャンセル。電子チケットを買っていたので、
たぶん、時間を作っていくとは思うのですが、前半にいけるかどうか。

サンリツ服部美術館がどうやら所蔵することにした絵も前半はサンリツではなく
京都博物館にあるようなので、一気に前半見てしまおうと思ったのです。
混んでるかなー、入れるかなーなど、チケットを手配しているときは思っていた
のですが、それどころではなくなってしまったので、今は「会期中にいけるかな・・・。」
いつが空いているのだろう・・・という気持ちに。

実は最初はサンリツのほうへ行けばいいか、最低限と思っていて、
あずさチケットを取ったりしていたのですが、前半京都だとわかり、
京都に変更、その後、キャンセルという流れ。なかなか歌仙たちには会えそうにありません。

佐竹本三十六歌仙絵巻といえば、有名な事件がありますが(本も読んだ)、
それらの絵が再会する!ということで、非常に盛り上がっています。
そういった盛り上がり要素もあって、「混んでいるかなあ」の心配だったのですが。
もう「いけるかなあ」の状態に。めそめそ。
十月にはもう時間がとれないので、11月・・・いけるかな・・・。



そんなことより、台風よ弱まれ!


コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

美しきいのち 展 [その日の暮らし]

前期と後期で全展示を交換と聞いていたので、絶対
前期、後期とも行かなければ。と無理に仕事を切り上げて
駆けつけた、根津美術館の「美しいいのち」展。

前期は10月6日までなので、9月中に行かなければいける日が無いと
思って九月最後の週末に出かけました。
私の好きな花鳥画が多く出ています。

狩野元信の花鳥図屏風も出ていました。
さわやかな空気を感じる、広い空間の屏風。手前の水から、ずっと
遠く飛来する鳥のいる空まで、右から左へ近くで見て、左隻にうつったとき、
ふと振り返ると、広い水辺の風景画向こうのほうまで広がっていて、
静かな景色を一人で見ているような、爽快感が味わえる屏風です。
沢山の鳥が憩う景色だけれど、静かで、でも明るく澄んだ光景。

もう一つ。
江戸時代の障壁画、花鳥図襖。なんともかわいらしく優しい花と鳥。
こんな部屋にいた人が居るのだなあと思ってみました。
いったいどんな人がどんな話をしたのでしょう。
江戸時代の1800年代らしい近代的なタッチが現れていて、現代人にも
わかりやすい綺麗な絵です。色合いも明るく、かわいらしい色あわせ。
花鳥画は理想の世界を現していることが多いのですが、これもまた、
一つのパラダイスなのだろうな、と思ってみました。

大好きな鶉図もありましたし、やはり花鳥画の世界は素敵。
この空気感、どこまでも美しい世界。人が居ないところが気に入っています。
見ていると一人でいるような気分になれます。


茶室展示は「夜長月の茶」。
夜長かあ。秋だなあと思います。
毎回冒頭の書画が全体のテーマ、雰囲気を宣言していますが、
今回の菊花図を見て、「華やかな秋。」という感想を持ちました。
ほっと一息つける季節、静かで、寂しさを伴う秋ですが、
もう一つ、華やかな秋、という側面もあることはあるな、と思いました。
冬を前に紅葉を迎えて赤く色づく葉、冬を前に咲き始める花々。
春のように「これから力強く」という季節ではありませんが、
眠りの前に、ぱっと自然が違うメロディをかなで始めるような、そんな
季節でもあるのだなあと思いました。

冒頭菊花図の影響か、その後の茶道具にも、この茶会の「さあ、暑い季節が
終わってすごしやすくなりましたよ。茶会にぴったりの季節がやってきますよ。」
という晴れのようなそんな気分を感じました。


茶の季節的には、これから茶の正月、炉開きを前に「なごり」だとかなんだとか
しまいの雰囲気になっていく、のかもしれませんが。


さて。
長らく書いていたブログですが、前に書いたとおり、
日記欲(?)は手紙を毎日ばりばり書いていることである程度
解消され、また、書きたい事も変わってきているのを感じていること、
そしてこのブログはほとんど人が読んでいないことから、
どうしようかなあともてあましております。
もちろん。誰も読んでいないからこそ、書きたい事を書ける(例えば
今回のような展覧会の感想など)もあるので、意味が無いわけではない
のですが・・・。(ヘタに反応があるようなところに感想を書くと
気を使ってしまって何もかけなくなってしまうので)

インスタのほうが誰かが少なくとも写真ぐらいは見ている、らしい・・・
ということで書く欲(?)がそっちに吸い込まれてしまっているのかもしれません。
長文を書くには向かない媒体ではありますが。


というわけで、今回のような「王様の耳は」的なものはここへ書くかな
と思います。

丁度URLも変わるとのことで、ほったらかしにしておいたら自然に消えるのかな。
だとか考えたりもしたので、そんなことを考えました。

と誰にも宣言しなくてよいのだと思いますが(プログラムが巡回に来るぐらいで
1人ぐらい偶然誰か見る・・??ぐらいのサイトなので)、そういうわけです。
それでは。




コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

URLがかわるみたい [その日の暮らし]

URLが変わるみたいです。ソネットブログからSSへかわるとか。

新しいURLへお引越しすれば、しばらくはリダイレクトしてくれるみたいですが。
たぶん、すると思うのですが新URLへお引越し。
しないと、消えちゃうんでしょうね。
URLお引越しは十月だそうです。

コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

黄瀬戸 瀬戸黒 志野 織部 [その日の暮らし]

サントリー美術館の「黄瀬戸 瀬戸黒 志野 織部 美濃の茶陶」を見に行きました。

お茶の心がゼロの私。そしてかなり関心が無い茶碗中心の展示。
見ても毎回「これはのみにくそうだなー。濃茶とか落ちてくるまで時間がかかりそうだ」
とかそんなことばっかり思ってしまいます。
見に来ている人は熱心にみんな見ていて、高台のほうとか、下のほうにしゃがんだりして
見たりしているのに・・・。みんな勉強熱心だなあ。

名茶碗を見ても「これかあ。」ぐらいにしか思わないので、まさに小判を前に
首をかしげる猫状態。

卯の花垣みたいなのは「なるほどーそういわれれば。毎回思うけれどかっこいい
銘を考えられるのは教養があるんだなあ。」ぐらいのことを思ったりはしますが
どこがどうという鑑賞はできてないです。

「初雪」なんかを見ても「波頭がばーんと砕けているように見えるなあ私は」とか
そんなことを思ったり、茶碗ではなく器を見ると「これはお菓子が映えそう!」とか
そんなことぐらいしか思えません。うーむ。はやり茶陶は苦手というか、わからないなあとう
分野。たまにぱっと感動できるときがあるのだけれど・・・。

遠くから見て、これは綺麗だな。だとか、そういうのはあると思う。
細かいことはわからないけれど、見て、これは素敵、これは綺麗と思うのはある。

まとめて、美濃の茶陶が見られるので、好きな方はうれしいだろうなあ。
私も美濃の焼き物って、どちらかというと、ちょっと荒い様な、そういう印象があった
けれど、さすがに展示されているものは「綺麗」。カワイイと思うものもあり。



とはいえ、途中の「鹿下絵新古今和歌集」の断巻を見て「こっちのほうが好き。」と
ほっとしたのでした。

コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー
前の5件 | 次の5件 その日の暮らし ブログトップ
にほんブログ村 音楽ブログ 純邦楽・和楽器へ